百年構想リーグの優勝は消滅…悔しい敗戦ですが、今後に向けての光明も見えた試合でした!
この試合を振り返っていきましょう。
試合概要

今節はアウェイでサンフレッチェ広島と対戦しました。
- キックオフ日時:2026/5/23(土) 14:03
- 場所:エディオンピースウィング広島
- 天候:曇
- 気温:27.6℃
スタメン・控えメンバー

名古屋は前節と全く同じスタメンです。控えには怪我から復帰の森島が入りました。
対する広島はW杯日本代表にも選ばれた大迫がベンチ外。恐らくW杯を前に怪我のリスクを減らすのと、プレーオフを見据えての措置だと思われます。
試合評価
相手の守備に苦しめられた前半
前半はお互いに守備重視で入る展開でした。お互いに3-4-2-1でフォーメーションが噛み合う中、マークがはっきりして守備がはまりやすい状態でした。
ただ、先制点を取ったのは広島。中盤で相手のタックルを受けてボールを奪われ、後ろの枚数が少ない中でスペースをうまく使われてゴールを決められてしまいます。
名古屋の今の戦い方だとビルドアップ時に前に人数をかける分、後ろにスペースが空いてしまいカウンターを受けやすくなってしまいます。その弱点がもろに出てしまった失点でした。
その後も名古屋は相手の守備に苦しめられます。なかなか相手を剥がすことが出来ず、常にプレスを受け続けて最前線までボールを運べない状況が続きます。
ただ、そんな中でもワンチャンスを決めることが出来ました。前半ロスタイムに中盤から上がってきた高嶺からのグラウンダーのクロスを山岸が押し込んでゴール。
これで山岸は今シーズン10点目。ハーフシーズンでの2桁得点は素晴らしいの一言です。
このまま前半終了かと思われた残り数分、守りの隙をつかれて失点。。終了間際に前線に人数をかけてきた相手にうまくやられてしまいました。
この失点はなんとか食い止めてもらいたかったところ…でした。
前半を終えてのシュート数は広島が8に対して名古屋はわずか3。相手の守備に苦しめられ、なかなか攻撃の形を作れない前半でした。
先に1点を取られてさらに苦しくなった後半
後半、開始早々に得点を奪ったのは広島。ゴール前、わずかに空いた隙を狙ったシュートが名古屋ゴールに突き刺さってしまいました。
これで前半終了間際と、後半開始早々に失点をする形に。1番取られてはいけない時間帯に失点したことで、かなりゲームを難しくしてしまいました。
さらにその後1点を奪われ4失点。これでこの2試合で10失点となります。
稲垣が負傷してからなかなか守備が安定しない試合が続く形になっているのが1番の懸念点。もちろん変わって入った内田や、他の選手もタイトな守備を見せているのですが、中々良い結果には結びついていない状況は苦しいところです。
ただ、この試合、森島が投入されてから試合の流れが大きく名古屋に傾いた点は、今後に向けての好材料です。
とにかく森島にボールが入るとチーム全体が落ち着く。そして、今の名古屋は前線にボールが入れば高い確率で決定機まで結びつけることが出来るので、森島のリンクマンとしての動きはとても良かったと思います。
そして、その森島がゴールを決めて2点差に詰め寄ります。その後も森島を起点に攻め立てますが中々ゴールは奪えず、そのまま試合は2-4で敗戦。これで百年構想リーグの優勝は消滅しました。
ただ、今後に向けて良い材料も多く見えた試合でした。中山は相変わらず相手にとって脅威になっていましたし、山岸は得点ランクトップに並ぶ10ゴール。森島はチーム全体を落ち着かせてゲームをコントロール出来ていた。
敗れたものの、多くの良い要素があった試合だったと思います。気持ちを切り替えて、今後に向けて、さらなる成長を見せてほしいところです。
スタッツ
| 項目 | 広島 | 名古屋 |
|---|---|---|
| 得点 | 4 | 2 |
| シュート | 12 | 11 |
| 枠内シュート | 5 | 4 |
| ゴール期待値 | 1.06 | 2.37 |
| ボール支配率 | 40% | 60% |
| 走行距離 | 110.273kn | 109.708km |
| スプリント | 140 | 128 |
| パス(成功率) | 340 (73.2%) | 569 (79.8%) |
| フリーキック | 9 | 14/td> |
| コーナーキック | 2 | 6 |
| PK | 0 | 0 |
スタッツを見ると、名古屋の攻撃面での数値が際立っています。ボール支配率とゴール期待値で圧倒しているのは良い傾向だと思います。
ただ、この数値は後半終盤に攻め立てたことによる結果が大きいです。90分を通してしっかりと戦える強さを身につけることが重要だと思われます。
選手評価
[1] シュミット ダニエル
評価:★★☆☆☆(2)
1点目、4点目はノーチャンスだったが、2点目、3点目は止められた。特に3点目はバウンドは悪かったとはいえ、手は届いていたのでなんとかかき出して欲しかった。
[13] 藤井 晴也
評価:★★★☆☆(3)
タイトな守備、正確なフィードで相手を嫌がらせた。終盤は最前線まで上がってゴールを狙うも決めきれず。
[2] 野上 結貴
評価:★★★☆☆(3)
いつも通りプレーは安定していたが、ややリスクを回避するプレーも多いか。攻撃時に時にはリスクを負ったパスを出しても良いと思う。
[55] 徳元 悠平
評価:★★★☆☆(3)
積極的なオーバーラップで相手を嫌がらせた。ただ決定的な仕事はできず。
[17] 内田 宅哉
評価:★★☆☆☆(2)
中盤での持ち運びを奪われての失点。これで2試合連続なので注意が必要。持ち運ぶのが特徴ではあるが、この位置で奪われると一気にピンチになるので改善してほしい。
[31] 高嶺 朋樹
評価:★★★☆☆(3)
正確なパスと積極的な上がりからのクロスでチャンスを演出。見事なクロスで1点目をアシストした。
[9] 浅野 雄也
評価:★★☆☆☆(2)
チャンスシーンはかなり多くあったが決めきれず。1つでも決められていたら流れが大きく変わったはず。落ち着いて決め切る力を身につけてほしい。
[27] 中山 克広
評価:★★★★☆(4)
今日は何回アシスト未遂があったのか?と言えるほどチャンスを演出した。左サイドで中山がボールを持つと何かが起こるという期待感を持たせてくれる出来だった。
[7] 和泉 竜司
評価:★★★☆☆(3)
特に守備面で奮闘。ただもう少し攻撃でも活躍してほしい。
[11] 山岸 祐也
評価:★★★☆☆(3)
高嶺のクロスから見事なゴール。ただ、他にも決められるチャンスはあった。
[22] 木村 勇大
評価:★★★☆☆(3)
ドンピシャのヘッドを相手のゴールキーパーに防がれる。あれが決まっていれば…と思ってしまう。ただ、常に体を張ったプレーでチームに貢献した。
[19] 甲田 英將
評価:★★☆☆☆(2)
後半途中から入るもクロスの質が悪かった。中山との違いは冷静に中の状況を見れるかどうかか。精度が上がれば脅威になれるのでよりレベルアップしてほしい。
[14] 森島 司
評価:★★★★☆(4)
後半途中から投入後、ゲームの流れを完全に変えた。森島にボールが入ると明らかにチームが落ち着いていた。投入後は完全に名古屋のペースだった。
監督 ミハイロ ペトロヴィッチ
評価:★★★☆☆(3)
怪我人が多い中とはいいつつも2試合で10失点はいただけないが、後半の終盤は攻撃的な姿勢で選手を戦わせることが出来た。
これでシーズンは終わり、プレーオフを残すのみ。今後の戦いに期待したい。
おわりに
残念ながらこれで百年構想リーグの優勝は無くなりましたが、選手は最後まで前を向いて戦ってくれたと思います!
シーズン最後の2試合はかなり厳しい結果になってしまいましたが、これから順次怪我人が戻ってくるはず。来週から行われるプレーオフ、そして8月に開幕する26-27シーズンに向けて、良い流れは作れたのではないでしょうか。
名古屋はまだまだ成長できるはずです。この悔しさを未来へのバネにして、これから先も前を向いて戦ってもらいたいところです!
我々サポーターも全力で応援して、名古屋の勝利を後押ししていきましょう!!

