苦手町田に執念のドロー!お互いの良さが出た好ゲームでした!
この試合を振り返っていきましょう。
試合概要

今節はホームで町田ゼルビアと対戦しました。
- キックオフ日時:2026/5/30(土) 14:03
- 場所:パロマ瑞穂スタジアム
- 天候:晴
- 気温:34.1℃
スタメン・控えメンバー

名古屋は前節から3枚を入れ替え。キーパーにはコンディション不良のシュミットに変わってピサノが久々のスタメン。同じく徳元の代わりに佐藤もスタメンです。
また、前節途中出場で良い動きを見せた森島がスタメン出場です。
対する町田は元名古屋の相馬がスタメン。控には同じく元名古屋の仙頭の名前もあります。
試合評価
ビルドアップしたい名古屋と中盤でプレスをかける町田
前半はほぼ互角の展開でした。
名古屋はいつも通り後方からのビルドアップを行おうと試みるも、町田のプレスに苦しめられます。
今の名古屋の戦い方だと、攻撃時に前線に選手を集めるためどうしても後ろは手薄になります。その状態で中途半端な位置でボールを奪われるもの一気にピンチになるリスクがあります。
C大阪戦、広島戦での失点はまさにこのパターンでした。町田はそんな名古屋の弱みをつくかのように中盤のプレス強度を上げて、良い位置でボールを奪おうとします。ただ、何度か嫌な位置で奪われてヒヤッとするシーンはありましたが、致命的なピンチは少なかったと思います。
その要因には森島の存在が挙げられます。中盤の空いたスペースに顔を出して常にボールを受けるために動き、パスコースを作り出していました。また、ボールを受けると周囲にボールを散らしてゲームをコントロールしていました。
結果、前半はお互いにセットプレーから1点ずつを取り合うに留まり、1-1で終えることになります。
高嶺のスーパーゴールでなんとか同点に
後半も前半同様に、ビルドアップ中心に攻める名古屋と、中盤でのプレス強度を高める町田のぶつかり合いとなりました。
全体的には後半もほぼ互角の戦いだったと思います。ビルドアップからのチャンスも多く作れていましたし、町田のカウンターもソリッドで恐ろしさを感じました。
そんな中で悔やまれるのが浅野のゴールがオフサイドで取り消されてしまった点です。こぼれ球への反応は浅野の良さではありますが、その分オフサイドに引っかかりやすいのも事実。致し方ない部分ではありますが、あのゴールが決まっていれば…と悔やまれます。
そうこうしているうちに、町田のカウンターが発動し失点。おそらく今までの名古屋であれば、ここで意気消沈して負け試合になっていたと思います。
ただ、この試合の名古屋は違いました。気温が高い中でしたが前線から足を止めずプレスをかけて相手を苦しめていましたし、その結果、ボールをキープできる時間帯も増え、攻撃の厚みも生み出せていました。
ただ、なかなかゴールを奪うことができずロスタイムに突入。良い攻撃を見せているが、このまま敗戦か…と思われた後半92分、とうとうこの男の左足が火を吹きます。高嶺が目の覚めるようなスーパーミドルをゴールを叩き込んで同点。今シーズンのベストゴールでは?と思えるほどの素晴らしいシュートでした。
このまま試合は2-2のドロー決着。相手の守備に苦しめられながらも、これまで苦手としており全敗していた町田に対して真っ向勝負を挑み、ドローまで持ち込めたことで、昨年までの名古屋とは違うという点をしっかりと見せつけることができた試合だったのではないかと思います。
スタッツ
| 項目 | 名古屋 | 町田 |
|---|---|---|
| 得点 | 2 | 2 |
| シュート | 13 | 17 |
| 枠内シュート | 8 | 8 |
| ゴール期待値 | 1.36 | 2.08 |
| ボール支配率 | 59% | 41% |
| 走行距離 | 108.936km | 112.203km |
| スプリント | 115 | 126 |
| パス(成功率) | 541 (85.0%) | 389 (82.8%) |
| フリーキック | 15 | 9/td> |
| コーナーキック | 1 | 2 |
| PK | 0 | 0 |
スタッツを見ると、ボール保持は名古屋の方が上ですが、シュート数やゴール期待値は町田の方が上。効果的にカウンターを仕掛けられた印象がそのまま数値に表れています。
特にゴール期待値が低いのは気になりますね。ボールを保持しながらしっかりとシュートまで持ち込める確率を上げられれば、更に上に行けると思います。
選手評価
[35] ピサノ アレクサンドレ幸冬堀尾
評価:★★★☆☆(3)
失点はどちらもノーチャンス。それ以外はあまり危険なシーンは多くなかったが、全体的にはミスもなくしっかりと守れていた。
[2] 野上 結貴
評価:★★★★☆(4)
守備だけではなく積極的に攻撃にも参加してシュートも放った。クロスを上げられるシーンでもほぼ100%パスを選ぶ点は少し調整しても良いかも。相手もクロスをあげてくると思わないので意外性が生まれる。
[3] 佐藤 瑶大
評価:★★★☆☆(3)
数的不利なシーンでもタイトな守備ができていた。攻撃面での武器を何かしらもてれば今後出場機会が増えていくと思う。
[13] 藤井 晴也
評価:★★★★☆(4)
フォーメーションが噛み合う相手との試合だったのでロングフィードは出せなかったが、タイトな守備、効果的な持ち出しは効果的だった。どんな相手でもハイレベルに戦えることを示した。
[14] 森島 司
評価:★★★★☆(4)
中盤でフリーになる動きはとても効果的だった。前を向いてボールを持つと何かを起こしてくれる気配を感じた。
[31] 高嶺 朋樹(MOM)
評価:★★★★★(5)
守備での貢献、効果的なパスに加え、相手にとっては理不尽なスーパーミドル。文句なしのMOM。素晴らしい出来だった。守備を固める相手を引き出すのにミドルは有効。今後もどんどん狙って欲しい。
[9] 浅野 雄也
評価:★★★☆☆(3)
動き出しは良いものの、何度かあった決定機を決めきれず。シュートを狙う姿勢は良いが、パスを出した方が確率が高いと思われるシーンでも無理にシュートに行って相手に阻まれるシーンが多い。相手を迷わせるためにも多くの選択肢を持って欲しい。
[27] 中山 克広
評価:★★★☆☆(3)
何度か決定的なチャンスを演出するも、今日は相手のタイトなマークに苦しめられた印象。比較的おとなしめだった。
[7] 和泉 竜司
評価:★★★☆☆(3)
守備面での貢献はいつも通り。嫌なスペースを消しつつ、積極的に前線からプレスをかけていた。ただ、そろそろ攻撃面での明確な結果を求めていかないと、来シーズン怪我人が復帰した後ポジションを失う可能性もある。
[11] 山岸 祐也
評価:★★★☆☆(3)
中山からのクロスに飛び込んで惜しいシーンを演出。ただ、それ以外は際立った活躍はできなかった。相手の守備に苦しめられた印象。
[22] 木村 勇大
評価:★★★★☆(4)
失点直後のゴールでチームを救った。あのゴールがなければこれまで2戦同様にずるずると負けパターンにハマる可能性もあったので大きかった。
[19] 甲田 英將
評価:★★☆☆☆(2)
今日は上手く味方とあっていなかった印象。パスの受けるタイミング、クロスの質など改善点が多く見えた。ただ、この守備強度の相手と戦えたことは良い経験。次に活かして欲しい。
[18] 永井 謙佑
評価:★★★☆☆(3)
惜しいシュートシーンは何度かあったが決めきれず。練習でのシュートのフィーリングは良さそうだったので残念。全体的に動きは悪くなかったが気温の影響もあってかやや省エネ運転だった。
[33] 菊地 泰智
評価:★★★☆☆(3)
終盤での投入だったが精力的に動き回りボールを引き出して、捌いていた。ただ、左足で決定的な違いを見せられる選手なのでそういったシーンを見たい。
[20] 三國 ケネディエブス
評価:★★★☆☆(3)
終盤にチームに高さを加えるべく投入されたがあまり高さを活かすシーンはなかった。全体的に無難にプレーした印象。
監督 ミハイロ ペトロヴィッチ
評価:★★★☆☆(3)
どれだけ相手よりも点を取るかという戦い方をそのまま表現した試合だった。ただ、ゴール期待値を見る限りまだまだ改善の余地あり。今日は愛弟子である高嶺に救われた格好だった。
ただ、これまで苦手としていた町田に対して、昨年までの名古屋とは違うという点は明確に見せられたと思う。まだもう1試合あるが、来シーズンに向けたチーム構築のために上手く使って欲しいと思う。
おわりに
今日は苦手町田に対して粘り強さを見せることができた試合でした。少なくとも昨年とは違うという点は、しっかりと示すことができたのではないでしょうか。
百年構想リーグも残りプレーオフを1試合残すのみ。もう来季に向けた戦いは始まっています。次の試合も町田はタイトに戦ってくると思いますので、そんな相手に対して何ができるのかをしっかりと示して、勝利を掴んでほしいところです。
我々サポーターも全力で応援して、名古屋の勝利を後押ししていきましょう!!

