いやー、こんな大勝を見たのは何年ぶりか…まさに完勝と呼べる試合でした。
そんなこの試合を振り返って行きます!
試合概要

今節はAWAYでアビスパ福岡と対戦しました。
- キックオフ日時:2026/3/7(土) 16:03
- 場所:ベスト電器スタジアム
- 天候:晴
- 気温:10.2℃
スタメン・控えメンバー

名古屋は前節スタメンだった森に変えて浅野が今季初スタメン。それ以外は前節と同じメンバーで臨みます。
徳元がベンチ外になっている点がやや気になりますが、野上がいればどのポジションでもカバーできるという考え方かと思います。
対する福岡は前節から3枚を入れ替え。選手が変わっただけではなく、ポジションも大幅に入れ替えて臨む試合です。
試合評価
これぞミシャ式!完璧だった前半
前半の名古屋は完璧でした。後ろからのビルドアップ、前線でボールを奪ってからの攻撃、カウンターからの得点と、45分間相手にほぼ何もさせず、こちらはやりたいことがほぼできていた前半でした。
あえて注文を出すなら、5バックで守る相手を崩してのゴールがなかった点です。それでも惜しいチャンスは何度かあったので、最後の部分の質が加わればゴールも奪えたと思います。
良い流れで試合を進められた一番の要因は山岸の存在です。最前線でボールを受けた際に、シンプルにワンタッチでボールを捌いてくれるので、周囲もサポートがしやすい状態になりました。その結果、山岸のところにボールが入ったらほぼ全て最前線にボールを運べていましたし、決定的なチャンスにもつながっていました。
結果、前半だけで3得点。これぞミシャ式と言えるような前半戦でした。
やや失速するも得点を重ねた後半
後半開始後も引き続き名古屋ペースで試合が進み、後半19分にはこの日2点目となる山岸のゴールで4点差に。
正直、このゴールはこれまでの試合のベストゴールだったのではないかと思います。5バックで守りを固める相手に対して、中山→山岸→中山と繋ぎ、最後はマイナス気味の折り返しを山岸がゴール。
守りを固める相手を完璧に崩してのゴールは今季初めてだと思います。こういった連携で相手を崩すシーンが増えてくれば、どんな相手であろうと得点は取れるので、選手もかなり自信になったのではないかと思います。
しかし、その後は膠着する試合展開に。お互いにゴールが生まれないまま時間が進み、相手が退場者を出した直後、名古屋が一挙4人の選手交代を行ったあたりから試合の流れが変わり始め、攻め込まれるシーンが増えていきます。
そんな中でセットプレーの流れから失点。しっかりとヘディングで競り合ってチャンスを広げて決め切った相手を褒めるべき部分もありますが、相手を捕まえきれなかったこちらの落ち度も大きいです。
選手が変わったばかりで連携が取りづらかった部分もあったとは思いますが、セットプレーからの流れで失点するシーンは昨年から何度も見受けられるので改善が必要なポイントです。
ただ、試合終盤の森壮一郎のゴールは見事でした。森の斜めの走り込みに対して藤井からの完璧なスルーパス。完璧なトラップと持ち運びで相手を振り切り、しっかりとゴールを決めて、失点の嫌なムードを払拭してくれました。
それにしても森の技術の高さには驚かされます。止める、蹴るといった基本的な技術レベルが高く、ミスしたシーンをほとんど見ません。
また、代表活動があったためキャンプには参加していませんでしたが、積極的に起用されて結果を出しているいることから戦術理解度の高さも伺えます。
これでまだ高校卒業したばかりの18歳。将来が楽しみです。近い将来、海外からの移籍話が来てもおかしくないと思います。(名古屋サポーターとしては複雑な心境ですが)
逆に相手の福岡は今節選手を入れ替えた影響もあり、うまく連携が取れていなかったように見えます。特にディフェンスラインで誰がチャレンジに行って、誰がカバーするのか?チャレンジ&カバーがうまく行ってなかった印象です。
相手の守備の甘さもありましたが、結果は5-1の圧勝。こんな大勝はフィッカデンティ監督時代、浦和戦で6-2で勝った時以来ではないでしょうか。久々に胸の空く快勝でした。
スタッツ
| 項目 | 福岡 | 名古屋 |
|---|---|---|
| 得点 | 1 | 5 |
| シュート | 16 | 21 |
| 枠内シュート | 5 | 9 |
| ゴール期待値 | 1.04 | 1.94 |
| ボール支配率 | 44% | 56% |
| ボール奪取位置 | 39.0m | 35.0m |
| 走行距離 | 117.980km | 117.209km |
| スプリント | 119 | 136 |
| パス(成功率) | 337(77.7%) | 523(81.1%) |
| フリーキック | 14 | 17 |
| コーナーキック | 3 | 2 |
| PK | 0 | 0 |
スタッツを見ると後半最後はやや押されたシーンが出たため、詰め寄られている印象はありますが、ほぼ名古屋が圧倒したと言えるでしょう。
特に気になったのが枠内シュートが意外と少ない点です。枠内シュート9本で5得点決められたのは良い傾向ではないでしょうか。
選手評価
[1] シュミット ダニエル
評価:★★★☆☆(3)
今日はあまり見せ場なし。失点シーンもノーチャンス。キャッチングにやや不安があった。
[13] 藤井 晴也
評価:★★★★☆(4)
最後、森のゴールをアシストしたシーンをはじめ、前線に効果的なボールを供給できていた。
[70] 原 輝綺
評価:★★★★☆(4)
守備、攻撃共に安定していた。3点目の木村のゴールをアシスト。攻撃時に頻繁に前線に顔を出せていた。決定的なシュートシーンは枠に持っていって欲しかったが、ここに顔を出せている点がGOOD
[3] 佐藤 瑶大
評価:★★★☆☆(3)
守備面での貢献は大きい。攻撃面ではもう少し最後のパスの精度が上がるともっとチームへの貢献度は高くなる。
[15] 稲垣 祥
評価:★★★☆☆(3)
中盤でのボール奪取はさすが。ゴールは相手にあたりややラッキーだった。他にもシュートシーンは多くあったのでもう1点取れてもおかしくない。枠に飛ばして欲しかった。
[9] 浅野 雄也
評価:★★★☆☆(3)
攻撃面での質は見せたが、中盤でフィフティなボールを奪われるシーンがあったので気をつけて欲しい。
[27] 中山 克広
評価:★★★★☆(4)
左サイドで躍動。山岸のゴールアシストは周りがよく見えていた。このままアシストを量産して欲しい。
[31] 高嶺 朋樹
評価:★★★★☆(4)
後ろでボールを持った際の捌きは有効だった。ビルドアップ面での貢献度が高い。
[11] 山岸 祐也(MOM)
評価:★★★★★(5)
山岸がボールを持つと何かが起こると期待させてくれる試合だった。相手との競り合いはほぼ勝っていたのではないか?
チャンスをしっかりと活かして2ゴール。文句なしのMOM。
[22] 木村 勇大
評価:★★★★☆(4)
前線で体を張ってチームに貢献。チャンスをしっかり活かして1ゴール。上々の出来だった。
[25] マルクス ヴィニシウス
評価:★★★★☆(4)
1点目の山岸へのアシストは見事。守備での貢献度も高かった。ただ、シュートをたくさん打ったが今日もゴールは入らず。1点取れれば変わると思うので次節の初ゴールに期待。
[2] 野上 結貴
評価:★★★☆☆(3)
後半途中から出場。守備面でチームを締めた。安定のプレー。
[44] 森 壮一郎
評価:★★★★☆(4)
基本的な技術が高くプレーに安定感がある。
終了間際のゴールは動き出し、トラップ、シュート共に完璧だった。
[8] 椎橋 慧也
評価:★★★☆☆(3)
出場時間は短かったが効果的にボールを捌いた。失点シーンはもう少し相手に寄せてほしかった。
[19] 甲田 英將
評価:★★★☆☆(3)
最後攻め込まれた時に精力的に守備を行なった。ただ、あまり見せ場はなかった。
[30] 杉浦 駿吾
評価:★★★☆☆(3)
途中で投入され最前線でボールを追う動きを見せる。短い時間だったがよく走った。
監督 ミハイロ ペトロヴィッチ
評価:★★★★☆(4)
今シーズンのベストゲーム。相手の守備の甘さに助けられた部分もあるが、自身が思い描いたゲーム展開だったのではないか。
攻撃のバリエーションが豊富で、カウンターからの得点、守る相手を崩しての得点などゴールへの道筋も多かった。
あえて注文するなら、試合終盤、相手が退場者を出した後の押される展開はいただけない。最後ゼロで締める戦いも見せて欲しかった。
おわりに
数年に1回あるか無いかの大勝でしたが、今後に向けて油断は禁物です。次節からは神戸、広島、京都と競合との3連戦が控えます。
今日の大勝がたまたまだったのか、実力呼べるのか?は、次からの3連戦の結果次第でしょう。
百年構想リーグは短期決戦なので、もし次からの3連戦を良い形で終えられれば優勝も意識できる、重要な試合です。
まずは次の神戸戦。今日の試合の勢いそのままに勝利を掴んでもらいたいところです。
我々サポーターも全力で応援して、チーム・選手を後押ししていきましょう!!

