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2026年特別シーズンのスタメン予想!「ミシャ式」で名古屋はどう変わるのか?

2026年特別シーズンのスタメン予想!『ミシャ式』で名古屋はどう変わるのか? コラム

こんにちは。グラ部編集長です。

今期の陣容が発表されましたね!
期待の移籍組、復帰組が多く、今季から強化部長に就任した中村直志さんの本気度が見える補強でした。

明治安田J1百年構想リーグ 名古屋グランパストップチーム体制のお知らせ|ニュース|名古屋グランパス公式サイト
明治安田J1百年構想リーグ 名古屋グランパストップチーム体制のお知らせ。ニュースのページです。日本の愛知県名古屋市を本拠地とする、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)加盟のプロサッカークラブ「名古屋グランパス」の公式サイトです。

そして、皆さんもご存知の通り、今期からミハイロ・ペトロヴィッチ監督の就任します。広島、浦和、札幌で手腕をとり、J1通算594試合、247勝をあげている名将です。

巷では、もうミシャ式は時代遅れで対策が練られていると言った声も聞こえてきますが、果たして実際のところはどうなのでしょうか?

今回の記事では、ミシャ式の解説と、今期の名古屋に適用したらどうなるのかを考察していきます!

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ミシャ式とは?

ペトロヴィッチ監督といえば「ミシャ式」と言われるほどの戦術が有名な監督ですが、「ミシャ式」とは具体的にはどんな戦術なのでしょうか?

簡単に言うと、攻撃時と守備時でフォーメーションをダイナミックに変える可変システムです。

可変システムは多くの監督が採用していますが、ミシャ式の場合はより攻撃に重きを置いている点が特徴です。

では、攻撃時と守備時でどんな変化が行われるのか、図解も交えて解説します。

基本フォーメーション

まず、基本的なフォーメーションは3-4-2-1です。

基本フォーメーション

<基本フォーメーション>

今の名古屋も同じフォーメーションを採用していますので見慣れたフォーメーションかと思いますが、あくまでこれは基本形であり、状況に合わせて可変していきます。

攻撃時のフォーメーション

攻撃時には、両ウイングバックを高い位置に上げ、5トップ化することが最大の特徴です。これにより攻撃に厚みをもたらしています。

攻撃時のフォーメーション①

<攻撃時のフォーメーション①>

今の名古屋の戦術は、片方のウィングバックが上がったら、もう片方は下がることが前提なので、ここは大きな違いですね。

更に、ボランチ1枚が最終ラインに入り、攻撃の組み立てに参加します。同時に左右のセンターバックはサイドに開きサイドバック化します。

そして、サイドバック化した選手は状況に応じて攻撃参加します。時にはウイングバックを追い越しすほどの攻撃参加が求められるのです。

攻撃時のフォーメーション②

<攻撃時のフォーメーション②>

これを見ると、ものすごく攻撃的な戦術だと言うのが分かりますね。

そうすると心配になるのが守備面です。
では、守備時にはどんな形になるのか見ていきましょう。

守備陣のフォーメーション

守備時には、ウィングバックが最終ラインまで下がって守備を行います。それと同時に、シャドーの選手が外に開くことで、5-4-1の形をとります。

守備時のフォーメーション

<守備時のフォーメーション>

これは、今の名古屋でもよく見られる形なので、あまりこの形に違和感は感じない方も多いのではないでしょうか?

但し、大きな違いは、攻撃時に5トップ化しているウイングバックは、守備時には最終ラインまで戻らなければいけない点です。

ウィングバックの選手には相当な運動量とトランジッションの強度が求められると考えられます。

ビルドアップ時のフォーメーション

ただ、攻撃の形を作るためには後方からのビルドアップが必要です。高い位置でボールを奪えれば最初からこの形を作ることもできますが、試合中に相手に攻め込まれるシーンも当然存在します。

その場合は、後ろから組み立てて、前線にボールを配球する必要があります。

その際も、ボランチ一枚がディフェンスラインに入り、組み立てに参加します。先ほど説明した攻撃時にボランチ一枚を下げていたのはこれが目的ですね。

また、GKもビルドアップに加わることも求められます。相手のプレスに対してGKも加わってパスを回すことで数的優位を作るためです。

ビルドアップ時のフォーメーション

<ビルドアップ時のフォーメーション>

ミシャ式のメリット

ミシャ式を採用する一番のメリットは、ボールを保持し、攻撃の時間を増やすことができる点です。

5トップ化することで前線は数的優位になります。その為、相手は守備の重心を下げざるを得ません。

すると相手は全体的に後ろに選手を集めることになる為、こちらのディフェンスラインには余裕が生まれ、ボールを拾いやすくなり、2次攻撃、3次攻撃に繋げやすくなるのです。

後ろに余裕がある状態

<後ろに余裕がある状態>

ただ、この形に持っていくためには、後ろからのビルドアップ、もしくは最前線に対して精度の高いフィードが必須条件となります。

前に人を集める前に、最終ラインや中盤でボールを奪われてしまっては元も子もないので、GKも含めた最終ラインの選手たちにはビルドアップ能力とフィード能力が求められることになります。

また、ポストプレーができる選手も必要です。前でボールが収まる選手がいることで、周囲の選手に5トップの形を作るたの時間が生まれ、攻撃の形を作りやすくなります。

また、最前線の選手がボールを収めている間にディフェンスラインを押し上げることも可能となります。

前で収めている状態

<前で収めている状態>

ミシャ式の最大の弱点

ここまでの話を聞くと、ミシャ式はボールを保持して攻撃をし続けることが可能なシステムだと感じると思いますが、弱点も存在しています。

一番の弱点は、中盤に広大なスペースが開いてしまう点でしょう。

特に顕著なのが、前に人数をかけて攻撃している時に中盤が空いてしまう点です。

攻撃時、中盤に広大なスペースが生まれるため、ボールを奪われて即時奪回ができず、空いている中盤で相手に収められてしまうと一気にカウンターを受けるリスクが存在しています。

中盤が空いてカウンターを受けやすい状態

<中盤が空くことでカウンターを受けやすい状態>

ミシャ式は、ペトロヴィッチ監督が広島の監督を務めていた2006年に生み出されたと言われています。それから既に20年が経過しており、分析・対策が進んでいるので、相手チームもこの弱点は周知の事実かと思われます。

そんな中で、ペトロヴィッチ監督がどう弱点を克服していくのか、はたまた弱点を克服するのではなく、強みを徹底的に活かす方向に舵を切るのか、注目してみたいところです。

弱点克服のために何が必要か?

もし、ミシャ式の弱点を克服するためには何が必要になるのか考えてみたいと思います。

1. ディフェンスラインの押し上げ

中盤が薄くなるのであれば、ディフェンスラインを押し上げて、中盤を厚くする発想です。

ただ、ディフェンスの選手全員が中盤までラインを上げてしまうと後ろが手薄になる、オフサイドラインが消えてしまうので、一部の選手を中盤まで上げるのが現実的と考えます。

その中でも、ディフェンスラインで組み立てを行うボランチの選手は、前線にボールがあるときに後ろにいる必要性は薄いので、攻撃時は本来のポジションである中盤に戻しても良いと思います。

中盤を厚くした状態

<中盤を厚くした状態>

この形を取ると最終ラインが手薄になり、数的同数の状況が発生しやすくなるため、1対1で守り切る強さを求められます。

ただ、最終ラインの選手ににとっては、人数を余らせて中途半端なポケットを作るよりも、対峙する相手を決めて押さえ切る方がやりやすいという考え方もあるので、一概に悪いことばかりではないと思います。

そう考えると、攻撃時に一枚ディフェンスラインから中盤に上げるのは、現実的に不可能ではないと考えます。

2. ネガティブ・トランジッションによるリスク最小化

これはシンプルです。奪われた時のネガティブ・トランジッションを早めて、なるべく早く守備の形を整えるという考え方です。

攻めている最中にボールを奪われ、カウンターを受けたとしても、ディフェンスラインの選手が時間を作る守備を行い、その間に前線の選手が素早く戻り、守備の形を構築してしまえば失点のリスクは大幅に減ります。

相手にボールを奪われた際のネガティブ・トランジッション

<相手にボールを奪われた際のネガティブ・トランジッション>

攻撃的なシフトを組んでいる時点で、ある程度の失点増は致し方ないとしても、失点数を最低限に抑えるためには、ネガティブ・トランジッションの強度を上げることは必須だと考えます。

今季、そこがどれだけ意識されるか、注意深く見守りたいと思います。

ミシャ式での予想スタメン

では、ここまでの話を踏まえ、ミシャ式での予想スタメンを考えてみました。

予想スタメン

<予想スタメン>

なお、おそらくこのポジションが主戦場になるだろうという予測のもとに記載しています。一番上に名前がある選手が予想スタメンです。

こうやって見ると、左ウィング、シャドーはだいぶ人数が多い印象ですね💦

では、各ポジションごとにそれぞれどう予想したのか説明していきます。

ゴールキーパー

GKのスタメンはピサノと予想します。

もちろんシュミットも良い選手ですが、昨年の怪我による離脱を考慮すると、積極的にピサノを起用するのが現実的なプランかと思います。

また、ペトロヴィッチ監督は育成にも定評がある監督なので、よりピサノの出場機会が増えるのではないかと思います。

逆に、GKにも足元の技術が求めれるミシャ式の中で、武田の出場機会は減っていくのではないかと予想します。

※ もちろん武田も良い選手ですし、長年セカンドキーパーとしてチームを支えてくれている選手なので寂しい限りでありますが、現実的にはそうなるのではないかと思います。

センターバック(中央)

センターバック中央のスタメンは藤井と予想します。

昨季後半、藤井が復帰してから守備の不安定さは幾らか解消されたと思います。そこを考慮すると、やはり主軸は藤井と考えるのが妥当ですし、ディフェンスリーダーとしての振る舞いも求められると考えます。

また、積極的な攻撃参加は藤井の魅力でもあります。ディフェンスの選手が積極的に持ち上がる、楔のパスを入れることで相手の守備をずらすことができます。この動きはペトロヴィッチ監督も求める動きかと思います。

ただ、相手によっては三國を起用する選択肢があるかもしれません。
藤井の守備はカバーリングに特徴があると考えます。相手に高さ・パワーの観点で特徴のあるセンターフォワードがいる場合は、三国を起用する選択肢もあるでしょう。

今期新加入の久保もこのポジションに適性があると思いますが、まずはU21リーグで経験を積むことが最優先かと思います。

センターバック(左)

センターバックの左は昨年同様、佐藤が最有力です。

他にもこのポジションには河面や今期復帰した宮がいますが、特に1対1で負けない強さという観点では佐藤に分があると考えます。

ただ、ペトロヴィッチ監督は守備陣にも攻撃への関与を求める監督です。特に攻撃で特徴を出したい場合は、正確なキックを持つ河面や、積極的に縦への攻撃参加ができる宮を起用することも考えられるでしょう。

センターバック(右)

右センターバックも昨季同様、を起用すると想定します。

同じような特徴を持つ内田も、もちろん候補の一人ですが、昨季の実績を考慮すると原の優先度が高いと思われます。ただ、よく似たタイプの二人ですので、コンディション状況によってはローテーションという考え方もあるかもしれません。

また、昨季は主に右ウィングで活躍した野上も、このポジションの候補と考えます。本来はセンターバックの選手ですし、今季ウィングができる選手は多いため、必然的にセンターバックでの起用が増えるのではと予想します。

ダブルボランチ

ダブルボランチは稲垣と高嶺を中心に据えると考えます。

稲垣は説明するまでもありませんね。昨季フル出場、走行距離とデュエル数でリーグ1位。J1ベストイレブンにも選出された稲垣を外す選択肢は考えづらいです。

高嶺も昨季J2ベストイレブン。元々札幌時代にペトロヴィッチ監督の元で活躍し、ミシャ式をよく知る選手なので、積極的に起用されると思われます。

また、森島、椎橋もこのポジションで積極的に起用されると思われます。

森島は昨季途中からボランチのレギュラーとして活躍している中、彼が最終ラインに入ってボールを持つとチーム全体が落ち着くと言う場面は何度も見ました。こういった動きはペトロヴィッチ監督が求める動きと思われます。

椎橋はパスに特徴がある選手。攻撃の起点として、決定的なパスを出せることから起用も増えるのではないかと考えます。

愛媛から復帰した吉田は層の厚いポジションに挑む形となります。武者修行の成果が見られれば、起用の可能性もあるかもしれません。

左ウィング

左ウィングは今季一番の激戦区ですが、やはりここは10年ぶりに名古屋に復帰した小屋松を推したいところです。

ドリブルで試合にアクセントを加える力、ボールへの関わり、ゴールへの関与と、他の選手と比較しても一歩抜きん出た存在と考えます。

小野や鈴木もこのポジションの候補です。ボランチもできてバランスが取れる小野、ゴリゴリのドリブラーである鈴木もこのポジションで起用すると試合に良い影響を及ぼしてくれそうです。

逆に、ボールを落ち着かせてこのポジションから決定的なパスを供給したいのであれば徳元が最有力です。昨季はやや自信をなくしているような印象も受けましたが、左足での正確なキックに定評がある選手なので、うまく特徴を活かし、試合に絡んでほしいところです。

また、このポジションはスタミナを要求されるため、途中出場の選手も重要です。重要な局面でフリーキックでの一発がある山中を途中から起用する場面もあると思われます。

右ウィング

右ウィングは昨季彗星のように現れた森壮一郎をスタメン候補に挙げます。

昨季は現役高校生ながらU20W杯に出場。現在はU23アジア杯にも出場している期待のホープを、ペトロヴィッチ監督がさらにステップアップさせてくれることを期待します。

また、昨季は左ウィングでの起用が多かった中山は、今季は右ウィングが中心になるのではと予想します。小屋松の復帰もあり、左ウィングは選手が多いので、右も左もできる中山は右を中心に起用されるでしょう。

また、復帰した甲田もこのポジションでの起用が増えそうです。本来はシャドーで輝く選手だと思いますが、シャドーも選手層が厚いので、比較的手薄な右ウィングのバックアッパーとしての起用が想定されます。

シャドー

シャドーは基本的には流動的な選手起用になると思われますが、その中でも中心となるのは、和泉とマテウスではないかと考えます。

左シャドーはパスを回しながら攻撃に関与できる和泉が最有力。テクニックがあり簡単にボールを失わない特徴もあるので、今季積極的に起用されると思われます。

浅野もこのポジションの有力候補です。札幌時代にミシャ式を経験している点、その中で結果を残してきた点は無視できません。昨季の序列を一気にひっくり返して、レギュラー定着の可能性もあると見ます。

永井もこのポジションで起用されると考えます。ただ、ボールを保持するスタイルのミシャ式では、永井のスピードを生かす場面は比較的減っていく可能性はあります。が、元々テクニックがある選手なので、それでも重宝されると思います。

杉浦もこのポジンションでの起用と考えます。ただ、壁は厚いので基本的にはU21リーグでの活躍が増えるでしょう。

右ウィングは圧倒的な存在感のあるマテウスが外せません。居るだけで相手にとっては脅威なので、間違いなく積極起用されるでしょう。守備での懸念はありますが、より攻撃に重きをおくミシャ式では、多少の守備懸念は目を瞑るものと思われます。

次点は菊池です。視野が広くテクニックがあり、左足での正確なキックを持つ菊池はミシャ式にハマる選手だと思います。

復帰した榊原にも注目です。菊池同様テクニックがあり、スペースを見つけてボールを受けることが上手い選手なので、途中出場で攻撃にアクセントを加えるシーンが見られると想像します。

センターフォワード

センターフォワードの最有力は、今治から移籍したマルクス・ヴィニシウスと予想。

このポジションはボールを収めること、捌くこと、ゴールを決めることが求められます。その全てを兼ね備えたヴィニシウスが軸になるでしょう。

昨季途中で加入した木村も有力候補です。ボールを収めるという点ではチーム随一ですが、最後ゴールを決め切る力が伸びてくれば、出場数が伸びていくと思います。

また、昨季はシャドーでの起用が多かった山岸ですが、ミシャ式での適性はセンターフォワードではないかと考えます。ヴィニシウス同様、ボールを収める、捌く、決める力は持っている選手です。ここ数年はゴール数が少ないですが、ペトロヴィッチ監督の元で復活してほしいと願います。

おわりに

ペトロヴィッチ監督の就任、選手の獲得・復帰と、今季は特に動きが多かったオフシーズン。昨季の主力もほぼ残っているので、昨季の悔しい結果を払拭するような、ワクワクするシーズンになってほしいところですね。

そのためには、ミシャ式が名古屋にどうハマって、どうチームが成長していくのかがとても重要な要素です。

我々サポーターもチームがどう変化するのか見守りつつ、成長と飛躍のシーズンになるよう応援しましょう!

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