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来季の監督について考察 〜パート①〜 長谷川監督は今季で交代すべきか?

コラム

こんにちは。グラ部編集長です。

2025年シーズンも終盤戦。この時期になると監督交代についての噂や議論が飛び交ってきますね。

そこで、現在名古屋グランパスを指揮する長谷川監督について、今季で契約終了とすべきか、来季も続投すべきかを考察していきます。

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前提

長谷川健太監督は2022年に名古屋の監督に就任しました。当初は3年契約で2024年シーズン末に一度契約満了を迎えています。

2024年といえばルヴァン杯が記憶に新しいですね。恐らくですがその実績も買われて、もう1年契約が延長されたと言われています。

つまり、今年2025年シーズン終了で改めて契約が切れるので、来季の契約を行うかどうか、絶賛議論が行われているのが、まさに今というタイミングです。

先にグラ部の見解(結論)から

グラ部編集長の結論は、長谷川監督は今季で契約終了し、来季からは新監督を迎えるべきと考えます。

その理由はこの後説明しますが、前提としてお伝えしたいのは、長谷川監督が無能だから、ダメな監督だからという理由ではないという点です。長谷川監督を非難する意図は全くありません。

グラ部は、長谷川監督は優秀な監督だと考えています。

まず大前提として、J1リーグの監督として通算618試合を戦い、268勝199敗151分、勝率は43%。(2025/10/30時点)この成績は伊達ではないです。優秀な監督でなければ残せない成績です。

また、G大阪の監督時代には3冠を達成、その後FC東京、名古屋でもルヴァン杯優勝それぞれ1回と、監督として獲得したタイトルも数多くあります。間違いなく長谷川監督は名将と呼べると考えます。

ただ、それでも交代すべきと考える理由はなんでしょう?一言で言うと、どんな人間にも得手・不得手があり、長谷川監督の得手と不得手が今のチーム課題とマッチしなくなってきていると感じるからです。

その理由を掘り下げていきます。

長谷川監督の強み

まずは、得手の部分。長谷川監督の強みを、過去の実績を踏まえて考察していきます。

【強み①】若手の育成が上手い

長谷川監督は若手の育成に定評がある監督として有名です。彼のもとでプレーしたことで大きく成長した有名選手は数多くいます。

例えば、清水時代の岡崎慎司、G大阪時代の堂安律、FC東京時代の久保建英は、長谷川監督のもとでプレーし、成長して世界に羽ばたいていった選手たちです。

そして現在の名古屋でも、藤井、ピサノ、森壮一郎といった選手は、長谷川監督のもとで出場機会を得て大きく成長し、台頭してきています。

現在グランパスでは、ユース出身の選手を育てるという方針を打ち出しているので、そのリクエストに対してしっかりと応えてくれるのは、長谷川監督だからこそ実現できている部分です。

ちなみに、クラブチームにとってユース出身の選手が育つメリットはかなり大きいです。我々サポーターも愛着を持って応援しますし、もし海外移籍となると移籍金もチームに入ります。

さらに今回の藤井選手のように、クラブ生え抜きの選手が海外でプレーして経験を得たのち、またチームに戻ってきてくれる期待も持てます。

【強み②】ここぞと言う試合での勝負強さ

長谷川監督は勝負所を押さえた戦い方ができる監督だと考えます。

例えばカップ戦の場合、この試合は絶対に落とせないという試合があります。そういった試合で粘り強く戦い、勝利という結果に結びつける、勝負強さを持った監督です。

その、一番分かりやすい例が2024年のルヴァン杯優勝ですね。あのタイトルは間違いなく長谷川監督がもたらしてくれたタイトルだと思います。

長谷川監督の弱み

続いて不得手の部分。長谷川監督が苦手としていると思われる、弱みの部分を挙げていきます。

【弱み①】 戦い方の軸が見えない

普段Jリーグの試合を見ている方は、各クラブそれぞれの戦い方があることは見て取れると思います。

例えば、ポゼッションをベースに戦うチームや、前線からのハイプレスを軸に戦術を組み立てるチーム、前線に高くて強い選手を配置しロングフィードを主体にするチームと様々です。

では、名古屋の戦い方の軸は何でしょうか?

元々名古屋は、長谷川監督が就任してしばらくの間はファストブレイク戦術をとっていました。

ファストブレイクは、前線もしくは中盤でハイプレスをかけ、高い位置でボールを奪い、相手の守備陣形が整う前にゴールを決め切ってしまう戦い方でした。

この戦術を軸に戦っていた頃は、プレスが上手くハマった時は勝てるが、ハマらないと上手くいかず負けてしまうのが決まりのパターンでした。

特に夏場に体力が奪われる環境では顕著で、なかなか走りきれない試合がいくつかありました。また、連戦が続いた時も、選手の疲労が濃く、良い試合ができないケースもありました。

そこで、今年からはハイプレス主体で攻めるのではなく、ビルドアップも交え、使い分けながら戦っていく戦術を取っています。

ビルドアップ戦術は、特に森島をボランチに置くようになってからはボールがスムーズに回るようになったものの、相手のプレスがキツくなると中途半端な位置で取られ、失点するケースも見受けられます。

つまり、現時点で名古屋の戦い方の軸は明確に存在していない状態です。つまり、相手に合わせるサッカーを行なっているように見受けられます。

そして、複数の戦術を持っているものの、どれも成熟されているとは言い切れず、チグハグな印象は拭いきれません。

あえて軸を持たず、柔軟に戦い分けられるのが名古屋の軸という捉え方も出来るかもしれませんが、それを実現するためにはまだまだ時間がかかると思われます。

そして、残念ながら選手は毎年入れ替わります。選手が入れ替われば、新たに加入した選手には改めて戦術を浸透をさせる必要があるので、必ずしも時間の経過とともに成熟度が高まるとも言えないのです。

※ 2023シーズンには丸山(契約満了)、中谷(国内移籍)、藤井(海外移籍)とディフェンスラインの主軸が総入れ替えが発生し、チーム力が落ちたことで開幕から連敗したことは記憶にも新しいと思います。

さらに、複数の戦術を使い分けるとなると、戦術が複雑になり理解にも時間がかかります。現に、他チームでは主力だった選手が名古屋に移籍した直後、しばらく出場機会を得られないケースもありました。

その結果、長谷川監督体制になり4年が経過しましたが、徐々に年間順位を落としているのは事実です。これ以上引き延ばして、成熟度が上がる保証はどこにもありません。

そう考えると、このタイミングで戦い方の軸を持ってチームを組み立てられる監督に交代するのは、クラブとしては現実的な選択肢であると考えます。

【弱み②】 選手に勝者のメンタリティを与えられていない

ここが一番大きなポイント考えます。

クラブからリリースされる監督会見やインタビュー記事を読んで感じることとして、長谷川監督は選手の気持ちを尊重しつつ、時に厳しいことを伝えてくれる方だと捉えています。

つまりは、俗にいう「良い上司」だと感じます。お人柄の良さはコメントの節々から感じますし、選手の成長のためにあえて公式リリースで厳しいことも言う方。社会において、こういった上司は貴重で、一般的な組織では重宝される人材と言えます。

ただ、「プロサッカークラブの監督」は特殊な職業だと思います。シーズンが始まると毎週のように勝敗という言葉がつきまとう世界です。

そして、この世界において、勝負に徹する、勝ちにこだわるという点では、少し物足りなさを感じるのも事実です。

例えば、先日の横浜FC戦後のコメントで、「引き分けでも仕方ない」といった趣旨の発言をされていました。

実際のところ降格争いの現状を考えると、引き分けでも致し方ないという考え方はとても理解できるのですが、チームの先頭に立つ監督が、公式の場でこの発言をしてしまうことで、選手の深層心理の中にも「仕方ない」という意識が生まれてしまってもおかしくはありません。

心の中ではそう思いつつも、グッと堪えて勝負に徹する発言を行うべきではなかったかと考えます。

サッカーに限らず、スポーツの世界は選手のメンタリティが大きく影響するものです。極端な話、選手が「今日は負けるかも」「最悪引き分けでも」という気持ちを抱えた状態で臨んだ試合は負ける可能性が高いと思います。

逆に、選手が自信を持ち、「勝つのが当たり前」というメンタリティで試合に臨んだ場合、勝つ確率も上がると考えます。

当然、選手も人間です。メンタリティは試合の結果に影響しますし、長いリーグ戦を戦う中でで上位にいるチームは、上記のような「勝者のメンタリティ」を少なからずもっていると思います。

もちろん言うは簡単で、実際は難しい話であることは百も承知ですが、勝ち続けるための「厳しさ」は、今の名古屋に足りない部分だと想像します。

このタイミングで交代する意味

特別な来季シーズン

多くの皆さんがご存知かと思いますが、来年から世界各国のリーグ開催時期に合わせるために、2026年は「明治安田Jリーグ百年構想リーグ」と言う特別大会が半年間行われます。

そして、この特別大会には降格がありません。

つまり、万が一次の監督の成績が振るわなかったとしても、通常のシーズンよりも半年間長く様子を見ることが可能になるのです。

だからこそ、今回のタイミングで監督交代を行なっておかないと、いざ交代して上手くいかなかった時のダメージ(J2降格のリスク)が大きくなると考えます。

おわりに

冒頭にも記載しましたが、長谷川監督には名古屋でのルヴァン優勝、藤井・ピサノ・森を台頭させるなど、いち名古屋サポーターとして感謝しかありません。

ただ、リーグでの成績、タイミングを考えると、やはり今季監督交代を行うべきではないかと考えます。

では、次の監督はどんな監督に来てもらうべきなのでしょうか?そこは、パート②の記事で考察していければと思いますので、こちらも是非ご覧ください。

来季の監督について考察 〜パート②〜 名古屋の次の監督候補は?
こんにちは。グラ部編集長です。前回パート①の記事では、長谷川監督は今季で交代するべきなのか?について触れました。今回のパート②では、もし来季から新監督を迎える場合、候補に上がるのは誰か?誰が監督になると上手くいきそうか?について考察していき...
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