うーん。まさに完敗…力負けといった印象の試合でした。
そんなこの試合を振り返って行きましょう。
試合概要

今節はHOMEでヴィッセル神戸と対戦しました。
- キックオフ日時:2026/3/14(土) 14:03
- 場所:豊田スタジアム
- 天候:晴
- 気温:15.0℃
スタメン・控えメンバー

名古屋は前節から1枚を変更。木村に変わって怪我明けの森島が今季はスタメンです。また、控えには和泉、菊地とこちらも怪我明けの選手が並びます。
浅野は前節から引き続きスタメン。森も前節結果を出しているので変更があるかと思いましたがスタートは浅野。練習での動きが良かったのかもしれません。
対する神戸は水曜のACLから2枚を入れ替え。中2日での試合ですがあまりスタメンは変更せず臨んできました。扇原は久々のスタメン、権田はリーグ戦では今季初スタメンです。
試合評価
相手にやりたいことをやられた前半
前半は完全に神戸のペースでした。相手の守備強度に押されてなかなかビルドアップが出来ず、背後へのロングボールからチャンスを作るも単発になっていました。そして、中盤の危険な位置でボールを奪われ、ピンチを迎えるシーンが多くありました。
対する神戸は前線の3人の強さを活かしたロングボールをを意図的に送る戦術でしたが、その大多数で競り勝ちボールを収められていたので、そこを起点にチャンスを作られていた状態です。
特に原のポジションを完全に狙われていました。相手ゴールキーパーからのロングボールは全て名古屋の右サイドを狙ったものでした。そして、マッチアップする佐々木との競り合いになかなか勝てず、ここ起点にピンチを迎えるシーンが多かったです。
結果的に前半は0-1で折り返すことになりましたが、あと1〜2点取られていてもおかしくない展開でした。
引き続きペースを握られ続けた後半
後半に入っても状況はほぼ変わらず引き続き神戸のペース。名古屋は攻め込むものの、ボールを奪われれば即カウンターを受けて失点のピンチが生まれる状態でした。
特に、中盤でボールを奪われると一気に数的不利な状況が出来上がるシーンが何度も生まれていました。後半13分、43分の失点シーンに限らず、数的不利な状況のピンチは何度も発生していました。
シュミットのビッグセーブと、相手のオフサイドに救われなければ、もう2失点していてもおかしくない試合でした。
何が良くなかったのか?
この試合は完敗と呼ぶに相応しい試合でした。今シーズン最低の出来だったといっても過言ではありません。
では、何が良くなかったのでしょうか?一つずつ分解して説明します。
相手の強いプレスを躱しきれなかった
この試合では最後尾でのビルドアップに多くのミスが見られました。特にシュミットを加えたディフェンスラインでパスミスが多く散見され、一気にピンチを招くシーンが多かったです。
相手のプレス強度が高かった点、中盤、サイドともにボールを持っても相手に詰められて余裕を与えてもらえなかった点が主たる要因です。
今後も強度の高いプレスをかけてくる相手は存在します。プレス強度の高い相手をどう躱して前線にボールを運んでいくのかは、今後に向けた課題と言えるでしょう。
中盤をコンパクトにする相手にスペースを与えてもらえなかった
ビルドアップがうまくいかなかった要因としてもう一つ挙げられるのが、相手の中盤がコンパクトに保たれていたことも挙げられます。
名古屋が後ろでボールを回している際、相手のディフェンスラインの位置はセンターサークルラインよりやや後ろで構えていることが多かったです。中盤をコンパクトにされるとスペースがなくなり、ボールを出しても簡単に相手に詰められてしまう状況でした。
そして、無理に中盤に出して奪われて即ピンチといった場面が多く発生していた状況です。
こういった状況では、無理に中盤でのビルドアップを行うのではなく、相手の背後を狙い続けることも戦術の一つかと思います。
なお、前半の早い時間帯はこのやり方でいくつかチャンスを作れていました。これを継続して行えば相手も背後を警戒してディフェンスラインを下げていたかもしれません。そして、相手のディフェンスラインが下がれば、中盤にスペースができるので、より地上戦で相手を崩しやすくなります。
現に、後半の最終盤は相手も疲労があったのかディフェンスラインを下げて構える時間帯がありました。この時間帯は名古屋のビルドアップがスムーズだったので、中盤をコンパクトにする相手のディフェンスラインをどう下げさせるか?は今後の課題として残りそうです。
スタッツ
| 項目 | 名古屋 | 神戸 |
|---|---|---|
| 得点 | 0 | 3 |
| シュート | 16 | 18 |
| 枠内シュート | 9 | 14 |
| ゴール期待値 | 1.28 | 2.66 |
| ボール支配率 | 52% | 48% |
| ボール奪取位置 | 34.1m | 34.9m |
| 走行距離 | 117.215km | 120.247km |
| スプリント | 141 | 195 |
| パス(成功率) | 430(77.9%) | 401(77.8%) |
| フリーキック | 18 | 13 |
| コーナーキック | 7 | 3 |
| PK | 0 | 0 |
スタッツを見ると互角に近しい数値に見えますが、スタッツに現れない難しさがあった試合だと思われます。
その中で気になるのが走行距離とスプリント回数で負けている点。名古屋はパスを回しているものの全体的に動きが少なかった結果が現れています。強度で負けたことを表す数値だと思われます。
選手評価
[1] シュミット ダニエル
評価:★★★☆☆(3)
相手の強いプレスに対して、最後尾でのボール回しが不安定に。決定的なピンチを創られるシーンもあったが、自身のビッグセーブピンチを防ぐ。
[13] 藤井 晴也
評価:★★★☆☆(3)
守備陣の中では唯一体を張って相手を防いでいた。攻撃面では前節のようにチャンスは作れず。相手のプレスに対して無理なパスが多くなった。
[70] 原 輝綺
評価:★★☆☆☆(2)
対面する佐々木に対してヘディングでなかなか競り勝てず。相手GKからのロングボールのターゲットにされていた。ここで起点を作られたのは厳しかった。
[3] 佐藤 瑶大
評価:★★☆☆☆(2)
1失点目は相手の小松についていけずヘディングで競り負け。この失点でチーム全体がペースダウンしたことは否めない。
[15] 稲垣 祥
評価:★★☆☆☆(2)
相手の中盤がコンパクトな中でなかなか良い形でボールを受けられず。苦しい体制でボールを受けるシーンが多かった。
[9] 浅野 雄也
評価:★★★☆☆(3)
右サイドからカットインしてのシュートなど一定の良さを見せた。ただ決定的なチャンスにはつながらず。
[27] 中山 克広
評価:★★★☆☆(3)
特に前半最初の時間帯は左サイドで何度もチャンスを作った。決定的なシュートシーンもあったが相手GKに阻まれる。シュート技術を上げればゴール数が増えそう。
[31] 高嶺 朋樹
評価:★★☆☆☆(2)
稲垣同様、相手のコンパクトな中盤に苦しめられた。リンクマンとしてなかなか機能せず。
[11] 山岸 祐也
評価:★★★☆☆(3)
相手に競り負けるケースが多く、前節のように攻撃の起点になれなかった。ただ、そもそも良いボールが入ってこなかったことが要因。
[14] 森島 司
評価:★★☆☆☆(2)
今季初スタメンだったが良さを見せられず。全体的にプレーの軽さが目立った。まだまだコンディションを上げている途中か。
[25] マルクス ヴィニシウス
評価:★★★☆☆(3)
攻撃面では相変わらずなかなかチャンスを活かせない。今日は推される試合展開だったので守備面での貢献が目立った。
[7] 和泉 竜司
評価:★★★☆☆(3)
後半から投入され攻撃のリズムは作った。ただ、なかなかシュートが枠に飛ばなかった。
[44] 森 壮一郎
評価:★★★☆☆(3)
前節に引き続き途中交代で良い動きは見せたが結果は出せず。泡やゴールというシーンを作り出した。
[33] 菊池 泰智
評価:★★★☆☆(3)
前線で良い位置でボールを受けてチャンスを演出した。ただ決定的なシーンは生み出せず。
[22] 木村 勇大
評価:★★★☆☆(3)
後半途中から入ってチャンスは作った。強烈なヘディングを見せたが相手のビッグセーブに阻まれる。先発で出ていたら結果は違ったかもしれない。
[18] 永井 謙佑
評価:★★★☆☆(3)
出場時間が短い中でいくつかチャンスは作ったがゴールには至らず。
監督 ミハイロ ペトロヴィッチ
評価:★★☆☆☆(2)
攻撃面での良さは見せたものの、結果を見ると為す術もなく破れてしまった印象は拭いきれない。ただ、この試合でいくつか課題が見つかったはずなので今後に活かして欲しい。
おわりに
大勝の後の完敗。まだまだチームは発展途上だということを見せつけられた試合だったと感じます。
悔しい試合ですが、水曜にはこちらも競合広島戦が待っています。期間は短いですが、この試合の反省点をぜひ次の試合に活かして欲しいところです。
我々サポーターも苦しい時こそチームを信じて、全力で応援して、選手を後押ししていきましょう!!

