なかなか悔しいPK戦での敗北。でも、一番の課題は攻めきれない攻撃面か。。
この試合を振り返って行きます!
試合概要

今節はAWAYでファジアーノ岡山と対戦しました。
- キックオフ日時:2026/3/1(日) 14:03
- 場所:JFE晴れの国スタジアム
- 天候:晴
- 気温:13.6℃
スタメン・控えメンバー

名古屋は前節ゴールを決めた浅野がスタメンかと予想しましたが、右ウィングには森壮一郎を起用。練習でのパフォーマンスが良かったものかと思われます。
左センターバックには予想通り佐藤が入ります。岡山の屈強なフォワード陣への対策での起用です。
また、杉浦が今季初めてベンチに入りましたね。この試合は若手を多く起用した試合となります。
対する岡山は前節から3枚を入れ替え。元々毎試合選手をローテーションしながら望むチームなので大きなサプライズはありませが、J1初出場のレナート モーザーの存在がやや不気味です。
試合評価
お互いにやりたいことができない前半
名古屋はビルドアップからの攻撃、岡山は高い位置で奪って早く攻めるスタイル。そのスタイルの通り、主に名古屋がボールを持って岡山は奪ってカウンターを狙う展開。
ただ、名古屋は攻撃時に5枚が最前線に張る形になるので、必然的に岡山の最終ラインは低い位置で構えることになります。そうすると、岡山はなかなか高い位置で奪って攻めることはできない状態になりました。
しかし、名古屋も5枚で守る相手をなかなか崩しきれず、お互いになかなか見せ場を作れない、膠着した前半でした。
ただ、どちらかというと岡山の方がチャンス数は多かった印象です。岡山はボールを奪えば即チャンスというシーンが多く、最後シュートまで持ち込める機会が多かったです。
こうなると、名古屋はこれまでの試合でも課題になっていた攻撃の最後の質。守りを固める相手に対してどう崩して、どうゴールを奪うのかが重要なポイントになりますが、その糸口が見つけられない前半でした。
前半同様に攻めあぐねた後半、PK戦
後半は早々にゴールが決まります。左サイドでボールを持った中山が相手をかわしてクロス。山岸の頭にピッタリとあってのゴールでした。
このシーンは、中盤でパスを回し、相手のプレスをかわして前線にボールが運べた部分が良かったと思います。ただ、この時間帯は相手も疲れていたものもあり、プレスが弱まっていた中での崩しでした。
後半26分に相手のワントップがルカオから一美に代わり、相手のプレスが強まってきたタイミングからプレスがかわせない時間帯が続き、押し込まれた中で取られたコーナーキックから失点。結果90分ではドロー決着となりました。
相手のプレス強度に関わらず中盤から前線にボールを運ぶ強さとしたたかさがまだまだ不足しているのではないかと感じます。
ゲームはPK戦へ。シュミット ダニエルも何本か手に当てましたが、結果全て決められてPK負け。あと一歩で止められそうなシュートも多かったので残念です。
スタッツ
| 項目 | 岡山 | 名古屋 |
|---|---|---|
| 得点 | 1 | 1 |
| シュート | 17 | 8 |
| 枠内シュート | 8 | 4 |
| ゴール期待値 | 1.64 | 0.70 |
| ボール支配率 | 45% | 55% |
| ボール奪取位置 | 36.4m | 34.7m |
| 走行距離 | 117.351km | 114.865km |
| スプリント | 164 | 147 |
| パス(成功率) | 360(68.6%) | 523(78.4%) |
| フリーキック | 14 | 15 |
| コーナーキック | 9 | 3 |
| PK | 0 | 0 |
今日の試合はこれまでの3試合と比べてシュート数とゴール期待値が少ない点が気になるポイントです。守備時には守りを固める岡山をなかなか崩せなかったことが要因でしょう。
パス数と成功率は引き続き高いので、やはり最後のところの質が重要と言えるでしょう。
選手評価
[1] シュミット ダニエル
評価:★★★★☆(4)
失点シーンはノーチャンス。PKも相手のシュートを褒めるべき。それ以外にも多くのシュートをセーブした。
[13] 藤井 晴也
評価:★★★☆☆(3)
常に守備の枚数が少ない中、全体を通してよく守った。攻撃面でも積極的な攻め上がりを見せる。PK戦はしょうがないと言いたいが、2回連続なので引きずらないでほしい。
[70] 原 輝綺
評価:★★★☆☆(3)
前半は右センターバック、後半途中から右ウィングへ。ユーティリティ性を見せたが、決定的なシーンを生み出すことはできず。
[3] 佐藤 瑶大
評価:★★★☆☆(3)
今季初出場。守備面ではルカオにやられるシーンもいくつかあったがそれ以外は守れていた。攻撃面でのアイデアをもう少し出せるとさらに良くなる。
[15] 稲垣 祥
評価:★★★★☆(4)
守備面では相手のボールを刈り取る動き、攻撃面ではポケットに入り込む動きとミドルシュートと持ち味を出した。そろそろ今季初特典が欲しい。
[44] 森 壮一郎
評価:★★★☆☆(3)
右ウィングで今季初スタメン。ボールを扱う技術の高さを見せた。ラストパスの精度が高ければ1点というシーンがあった。ここの質が上がればフル代表も夢ではない。
[27] 中山 克広
評価:★★★★☆(4)
左サイドで決定的なクロスを何度か上げる。右よりも左ウィングの方が活き活きしているのでは?今後も左ウィングで起用して欲しい。
[31] 高嶺 朋樹
評価:★★★☆☆(3)
後ろからのビルドアップは安定感があった。ボールを運ぶ、捌く技術はさすが。欠かせない選手。
[11] 山岸 祐也(MOM)
評価:★★★★☆(4)
今季初ゴールは中山からのプレゼントクロス。ここまでピッタリとボールが合えば山岸なら決めてくれる。
ゴールだけではなく、安定したポストプレーで起点として機能していた。
この試合のMOM。
[22] 木村 勇大
評価:★★★☆☆(3)
ゴールこそなかったものの、攻撃時の持ち運びや惜しいシュートがあった。フィジカルを活かしたプレーに安定感が出ている。ミシャ監督からも重宝されている。
[25] マルクス ヴィニシウス
評価:★★☆☆☆(2)
今日もゴールは入らず。シュート数も2本と少なかった。引き続き守備面での貢献度は高いが、攻撃面での結果が出ないといずれ厳しくなるのでそろそろ結果が欲しい。
[2] 野上 結貴
評価:★★★☆☆(3)
引き続き守備は安定している。失点シーンは完全に空いていた相手に気づいたが間に合わずの状況。このシーンで野上を攻めるのは酷。
[9] 浅野 雄也
評価:★★☆☆☆(2)
攻撃面でボールを受けることが多かったが、今日の試合はあまりいいところがなかった。相手につっかけられ熱くなってのイエローカードは勿体無い。
[18] 永井 謙祐
評価:★★★☆☆(3)
あまり良い形でボールを受けるケースは少なかった。PK戦での落ち着きはさすが。
[8] 椎橋 慧也
評価:★★★☆☆(3)
中盤のリンクマンとして途中投入。ボールを持つとすぐに前を向いて正確なパスを出せることを示した。
[30] 杉浦 駿吾
評価:★★★☆☆(3)
失点後、再び1トップに戻すために起用。動きは悪くなかったが決定的なシーンには絡めず。
監督 ミハイロ ペトロヴィッチ
評価:★★★☆☆(3)
前節までの内容を受けて、再び基礎を固めてミスを減らすアプローチを行なったようだが、その結果は一定現れていた。相手を押し込めるシーンも多かった。
相手がボールを追ってこない場合の組み立てはある程度できることはわかったので、さらにもう一歩チームを前に進めるためには、相手のプレスが厳しい状況で崩す強さを植え付けて欲しい。
おわりに
悔しいPK戦での敗北となりましたが、PKは運の要素が強い。それよりも90分で試合を決める強さを求めたいところ。
今日は決定的なチャンスが少なかったですが、もっと攻撃面でのチャンス数を増やして、ゴールを決めることができれば強い名古屋を見ることができるはずです。
次はアウェイでの福岡戦。福岡はやや調子を落としているようですが、油断すると足を救われる相手です。強い名古屋を見せてくれると期待します!

