何とか勝ちを拾えた…いやいや勝ち点3が欲しかった…
1試合の中で色々な感情が揺れ動く試合でした。
ただ、最後は我らが背番号1。シュミットダニエル様さまの試合でしたね。
そんなこの試合を振り返っていきます!
試合概要

今節はAWAYでガンバ大阪と対戦しました。
- キックオフ日時:2026/2/15(日) 16:03
- 場所:パナソニックスタジアム吹田
- 天候:曇
- 気温:16.7℃
スタメン・控えメンバー

名古屋はケガの和泉に変わって野上をスタメン起用。徳元が左のウィングとして起用されました。
前節良い動きを見せていた甲田が今節スタメンと予想していましたが途中から起爆剤として期待しての起用かと想定します。
また、U21日本代表でも試合に出場した森壮一郎が今シーズン初のベンチ入りをしています。
対するガンバは2/12(木)に戦ったACL2より3枚を入れ替えています。中2日ということもあり、ターンオーバーしながら上手く戦おうとする姿勢が見受けられます。
試合評価
ロングボールを主体に戦った前半
この試合、ガンバのハイプレスに対してどうビルドアップを行なっていくか?を中心に見ていましたが、相手のハイプレスを躱すためのロングボールを主体に戦っていました。
ロングボールで競り勝って良い繋ぎを行うのはなかなか難しいところなので、どれだけこぼれ球を拾えるか?がキーになってきますが、なかなかこぼれ球を拾えず、逆に相手に奪われてカウンターを受けることも多かったです。
最初は、相手のプレスを躱すために意図的に組んだ戦術かと思いましたが、試合後のインタビューでシュミットダニエルが「練習で行っていた形とは程遠い」と発言していたことから、意図的ではなく蹴らされていた可能性もあります。
そうなると、こういった前からプレスをかけてくる相手に対してどう戦うのか?の部分はまだ課題として残っているのかもしれません。
更に、相手が最終ラインでボールを持っている際は、基本的にはオールコートマンツーマンでマークについていました。オールコートマンツーマンは、ハマれば決定的なチャンスになりますが、ハマらないと後ろが手薄になるため一気にピンチになる特徴もあります。
それが上手くハマったのがヴィニシウスの決定機。相手のゴールキーパーからボランチにボールが渡ったところを稲垣が刈り取り、そのこぼれ球がヴィニシウスに渡ったシーンでした。
これは完全に狙って奪い取れたシーンだったので、決めて欲しかった…というのが本音です。
逆に奪いきれず、相手に上手くボールを回らせて決められたシーンがジェバリのシュートシーン。幸いにも相手のファウルでゴールは取り消しになりましたが、中盤のプレスを剥がされるとピンチを招くというわかりやすいシーンでした。
前半を総合的に見ると、上手くハマった時はゴールチャンスが生まれるが、ハマらないと一気にピンチになるという、チャンスとリスクが表裏一体な試合展開だったと考えられます。
なんとか決め切りたかった後半&PK戦
後半開始後も前半同様、上手くハマればビッグチャンスに繋がるが、ハマらないと大きなピンチになる展開は変わりませんでした。
そんな中でゲームの流れが一気に変わったのが後半25分、相手ディフェンダー福岡が投入直後に怪我。ヴィニシウスと走り合いになった際にモモ裏を痛めて試合続行不能に。この時点でガンバは交代枠を使い切っていたので、残りの20分ほどの時間を10人で戦うことになりました。
ここからガンバは守りに入り、名古屋はボールをキープして攻め続ける展開に。ヴィニシウスを中心に何度もシュートを放ちますが決めきれないまま後半も終了。
正直、ここまで相手が引いたとしても、リスクを負って攻めないとなかなかゴールは奪えないと感じました。
特にサイド攻撃一辺倒になってしまった点は拭えません。それでも惜しいチャンスは何度もありましたが、例えば多少無理でもフォワードに対して早い縦パスを入れて崩すなど、相手を慌てさせるような選択をとって欲しかったところです。
そして、勝負はPK戦へ。ここで見せ場を作ったのは我らが守護神。背番号1、シュミットダニエルです。相手のシュートを2本止め、最後は圧に負けた相手の選手がシュートを外して勝負あり。
正直、今日のシュミットが守るゴールは破られるイメージがわきませんでした。試合中のビッグセーブしかり、PKストップしかり。止めてくれる雰囲気しか感じませんでした。
これこそ我らが名古屋の守護神。シュミットダニエルのおかげで勝ち点2を拾えた試合でしたね。
はっきりと見えた今後に向けた課題2点
この試合、前後半で目まぐるしく展開が変わったこともあり、今の名古屋の課題が多く見つかった試合だと思います。
その中でもはっきりと見えた課題は、「ハイプレスで前から奪いに来る相手をどう躱すか」「守りを固める相手をどう崩すか」の2点です。
1点目のハイプレス対策について、今日の試合ではどうしてもロングボールに”逃げる”シーンが多かったのは否めません。山岸が前半で交代になったのも、もしかしたら足元をしっかり繋ごうというミシャからのメッセージだったのではないか?と感じてしまいます。
※ 山岸はヘディングでの競り合いが強いので、どうしてもそこに頼ってしまう状況が多かったが、それではダメだというメッセージだった可能性もある?
ロングボールは相手のプレスを楽に回避できる反面、前線で収めて攻撃に繋がる確率は下がります。恐らくミシャもロングボールに頼る戦術は取らないはずです。
相手がプレスをかけてきても、しっかりと幅をとってスペースを作り、パスを回せば崩せるはずです。今の名古屋はそれができるチームになりつつあると思うので、怖がらずにビルドアップにチャレンジして欲しいと感じます。
2点目の守りを固める相手の崩し方について、後半相手が1人少なくなってから、ボールは保持しているが攻めあぐねるシーンが多くありました。
どんなチームにも言える話ですが、完全に守りを固める相手を崩すのは簡単ではありません。この日の名古屋もなかなか崩せないまま時間が過ぎていきました。
ただ、今後戦う相手の中には、名古屋対策として守りを固めてカウンターを狙ってくるチームもあるはずです。そんな相手を崩せずにいると、カウンターから失点して敗北する可能性が増えていきます。
逆に、守りを固める相手を崩して得点できる強さを名古屋が身につければ、相手から見ると手がつけられないチームに映るはずです。
守る相手を崩すためには、ゆったりとしたペースでパスを回しても勝てません。パスのテンポを上げて揺さぶる動きや、コンビネーションを交えて相手を混乱させる動きを見せて欲しいところです。
課題が見つかることは、成長への伸び代が見つかったことになるのでチャンスしかありません。これらの課題を克服し、チームの成長に期待したいところです。
スタッツ
| 項目 | G大阪 | 名古屋 |
|---|---|---|
| 得点 | 0 | 0 |
| シュート | 17 | 21 |
| 枠内シュート | 13 | 12 |
| ゴール期待値 | 1.07 | 1.62 |
| ボール支配率 | 52% | 48% |
| ボール奪取位置 | 27.5m | 38.0m |
| 走行距離 | 113.205km | 111.141km |
| スプリント | 138 | 154 |
| パス(成功率) | 376(79%) | 387(76%) |
| フリーキック | 11 | 13 |
| コーナーキック | 6 | 3 |
| PK | 0 | 0 |
スタッツを見ると名古屋優勢に見えますが、相手が1人少なくなってから攻め立てたことによる影響が大きいと思います。
逆に、相手にアクシデントがなければ互角かそれ以下のスタッツになっていたと思います。
選手評価
[1] シュミット ダニエル
評価:★★★★★(5)
勝利の立役者。試合中のビッグセーブやPK戦でのストップがなければ勝ち点2は得られなかった。
[13] 藤井 晴也
評価:★★★☆☆(3)
ジェバリ、南野とタイプの違う相手に対してよく守った。攻撃面でも積極的な持ち出しを見せたが相手を崩すには至らず。PK失敗はご愛嬌。
[70] 原 輝綺
評価:★★★☆☆(3)
守備面では安定感を見せるも、攻撃面ではやや物足りない印象。特に最後攻め立てる時間帯は工夫を見せて欲しかった。
[2] 野上 結貴
評価:★★★☆☆(3)
よく守ってはいたがファールが多かった。後半はやや体力面できつかったか。
[15] 稲垣 祥
評価:★★★★☆(4)
積極的にボールを刈り取れていた。何回かあったミドルシュートのチャンスが決まっていれば完璧。PK1人目成功はさすが。
[27] 中山 克広
評価:★★★☆☆(3)
前の試合ほどスペースを見つけられず攻撃面で苦労した。シャドーに入ってからは積極的なシュートも見せたがゴールには繋がらず。
[31] 高嶺 朋樹
評価:★★★★☆(4)
稲垣同様中盤でボールを刈り取る動きはさすが。良いポジショニングをしており中盤にスペースが空きやすい中リスクヘッジをしていた。
[55] 徳本 悠平
評価:★★★☆☆(3)
前半はウィング、後半途中から左CBで起用。どちらも無難にこなしたが、ウィングでプレーする際は下がり過ぎないように注意したい。
[11] 山岸 祐也
評価:★★★☆☆(3)
前線の起点として活躍。効果的な動きも多かったので前半だけでの交代は残念。もう少し長く見たかった。
[22] 木村 勇大
評価:★★★☆☆(3)
今日はなかなか良いチャンスに恵まれず。ボールが回ってこなかった。チームの成熟とともにシュートチャンスも増えるのでその時は決めて欲しい。
[25] マルクス ヴィニシウス
評価:★★★☆☆(3)
今日一番多くのチャンスが巡ってきた。これだけチャンスが来るのはチームに順応している証拠。特に前半のビッグチャンスは決めて欲しかった。次に期待。
[44] 森 壮一郎
評価:★★★★☆(4)
スペースへの走り込みやパスカットなどをきっかけに前への推進力を見せた。最後のところの質が上がれば結果もついてくるはず。精進して欲しい。
[19] 甲田 英将
評価:★★★☆☆(3)
なかなかスペースをもらえず持ち前のドリブルは発揮できず。まだまだチャンスは巡ってくるので掴んで欲しい。
[20] 三國 ケネディエブス
評価:★★★☆☆(3)
後半途中からセンターバックとしてプレー。持ち出しはするもののやや不安定感も拭えなかった。後ろに戻すシーンが多かったので、前につけるパスを増やして欲しい。
[18] 永井 謙佑
評価:★★★☆☆(3)
積極的な飛び出し、動き出しを見せたが決定的なチャンスは生まれず。チームを鼓舞する姿はさすがベテラン。
監督 ミハイロ ペトロヴィッチ
評価:★★★☆☆(3)
今日の試合はやりたかったことが上手くできなかった印象。前からプレスに来る相手、守りを固める相手に対しての対策を練ってチームに落とし込んで欲しい。
これも教訓。次に生かしてくれると信じている。
おわりに
PK戦勝利とはいえ、これでチームは2連勝。順位も3位をキープ出来ています。
正直会心の勝利とは言えず、課題も多く残った試合となりましたが、これもチームが成長するための過程として必要。ここで見えた課題をクリアして、次のステップに進んでくれると信じています!
次はホームでの長崎戦。この試合も多くのサポーターが詰め掛けると思いますので、次は会心の勝利を見せて欲しいところです。我々サポーターも全力で応援して、チームを勝利に導いていきましょう!!

